Q.税理士の計算した評価額が高すぎるようで、再計算をして欲しいです。

土地の相続で困っています。どうかお力をお貸しください。

　父が亡くなり（母は故人）、姉、兄、私の3人で遺産分割協議中です。
　遺産は現金、有価証券と、貸アパート１棟、父が祖父から受け継いで借地にしていた土地があります。
子ども3人は既に結婚していて、父のアパートは兄が管理人をしています。

　借地は西側が片側２車線の国道に面しており、中古車販売会社が展示場に借りています。
敷地内には事務所や作業所（車が停められるテントのようなものと、車を展示するための低いひな壇状のもの）があり、南側の一部は従業員駐車場です。敷地面積は900坪で、やや変形した長方形です。
　周辺は田んぼや畑だったのですが、裏手の東側に最近になって家が増え、住宅街になりつつある状況です。

　この土地の評価額を調べるため、義兄のツテで税理士さんに入って頂いたら、１億円弱を提示されました。
　税理士さんは「商業施設が借主、事務所などの建物も複数建っているから宅地並みの評価が妥当。周囲も住宅地で路線価も上がっている。あれだけ広大な土地では仕方がない。」と説明します。
　しかし兄は「この土地自体は市街化調整区域内で、事務所はコンテナハウスだし、展示台やテントも仮設物で建物じゃない。従業員駐車場になっているところは、もとは田んぼで軟弱地盤だったから、展示場にもできない。
確かに東側の周辺は最近市街化調整区域を外れているけれど、この土地は宅地にならないのに、宅地並み課税はおかしい。」といいます。
元々、義兄とそりが合わなかったせいもあって、「税理士が報酬を引き上げようとして、わざと高く見積もっているのじゃないか?」とまで言い出しています。
　姉は、税理士は不動産屋ではないのだから、価額を再計算してもらうことはできるのじゃないか？と言います。

　このような状況で、査定のやり直しはしてもらえますか？また、評価額が下がる可能性はあるでしょうか？