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2019.5.26

積水ハウス55億円詐欺事件「地面師」判決について。今後の被害を無くす為の対策は?

    

 積水ハウスが55億円の被害にあった、地面師による詐欺事件ですが、羽毛田正美(64)、被告が懲役4年(求刑懲役7年)、常世田吉弘(68)被告が懲役4年6月(同5年)、秋葉紘子被告(75)被告(75)が懲役4年(同7年)という判決が出ました。
 被害弁済は全く行っておらず、地主役の羽毛田正美被告に至っては、送検時に「笑顔」を見せる余裕の表情が確認でき、反省の素振りは全く見えない。

 

 何故、ここまで判決が軽いのか?
 詐欺罪の法定刑の上限が10年と言う事を考えても、63億円という巨額な金額の事件で有れば10年で求刑し、10年で判決を出すのが当然なのでは無いだろうか?
 4年程度のションベン刑なら、すぐ出て来るし、莫大な隠し金を回収して悠々自適な老後を過ごす事になるだろう。
 罪の重さと刑罰の釣り合いが、全く取れていない。
 これでは、地面師が再販を繰り返すのは間違えないし、この犯人グループは新橋の地面師事件にも関与している容疑が有ります。

 

 詐欺罪の法定刑の上限10年ですが、被害金額によって最高刑で無期懲役くらいに引き上げないと、無くならないと思われます。数百万円程度の詐欺事件と、55億円詐欺事件が同じ上限10年なんてオカシイ話です。

 

 不動産業界人としては、売主の確認が免許証や印鑑証明書、現地での居住確認という、簡単に偽造できる書類等で行う為、騙されるリスクを完全に排除出来ません。
 詐欺罪の法定刑の上限拡大を国会に強く求めます。それが最大の抑止力になるハズです。